「寝ると太る」イメージがありますが、実際には睡眠が不足すると太ってしまいます。
 
海外のある調査によると、肥満のリスクは

■睡眠時間7~8時間の人が最も低い
■5時間睡眠の人は7~8時間の人に比べ肥満率が50%アップ
■4時間以下睡眠の人は73%もアップ

 
することがわかっています。


睡眠が不足するとなぜ太るのでしょうか?
 
それは、体内で分泌されるホルモンが関係しています。
 
ある実験では、睡眠時間を8時間から5時間に削ると、レプチンの分泌が16%減り、グレリンの分泌は逆に15%増えるという結果が出ています。
 

 
グレリンとは空腹時に分泌されるホルモンで、食欲を増進させる働きがあります。またグレリンが増えると脂肪分や糖分の多い食べ物を食べたくなります。
 
一方レプチンは満腹時に分泌され、食欲を抑える作用があります。
 
つまり睡眠時間が不足すると食欲が強くなるというわけです。
 
それでは寝れば寝るほど良いのかというと、そうではありません。
 
8時間以上寝る人は、糖尿病や高脂血症のリスクが高まることがわかっています。
 
適正体重をキープするには7~8時間の適度な睡眠が必要なのです。