MSN産経ニュースさんにこんな記事がありました。
 
 
 
肥満治療へ「褐色脂肪細胞」研究加速 トウガラシ成分摂取で活性化
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121127/bdy12112708120000-n1.htm
(現在この記事は削除されています)

「痩せるための細胞」として最近注目されている褐色脂肪細胞を活性化させる方法の研究が進んでいるそうです。

記事の内容をまとめます。

■ヒトなど哺乳類は白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の二種類の脂肪細胞を持っている 前者は脂肪を蓄積し、後者はエネルギー源として消費する。
 
■京都大農学部の河田照雄教授によると、食事の際に食品が持つ熱量以上に体温が上昇する現象には、匂いや味などエネルギーにならない成分が関わっている。「おいしい」などの感覚が刺激されることで交感神経が活発になってノルアドレナリンが分泌され、それが褐色脂肪細胞による脂肪燃焼を盛んにする
 
■河田教授のマウスを使った研究では、トウガラシに含まれるカプサイシンやカプシエイト、サッカリン、魚油など様々な成分に交感神経を活発にする効果があることがわかった
 
■また褐色脂肪細胞は足の裏を寒い部屋で冷やすなど寒冷刺激でも活発になることがわかっている
 

 
■河田教授は「味気ない個食を避け、好物の食材や旬の魚を食べるなど食を満喫することが細胞の活性化につながる可能性がある」と語っている

褐色脂肪細胞は年齢とともに減少するため、中年太りの原因となっています。
 
今後研究が進み、細胞の数を増やしたり、活性化させる薬剤が発明されれば生活習慣病の予防にも大きな役割を果たすと期待されています。