中医学博士の楊さちこさんは、体を冷やさない観点からダイエットのコツをアドバイスしています。
楊さん自身も妊娠で体重が30kg近く増えてしまい、その原因が身体の冷えだとわかってからは身体を温めるダイエットを実践しています。
その結果、1年半でなんと27kgのダイエットに成功しました。
楊さんによると、中医学では太る原因を
■心のイライラ
■体が冷えること
に関係していると考えます。
特に女性にとっては、お腹が冷えると深刻です。
お腹には子宮や卵巣、腎臓に膀胱といった重要な臓器があるので、体が脂肪をつけて冷えから守ろうとします。
具体的なアドバイスとして、楊さんは
■小さなショーツを履くのはやめる
を挙げています。
小さいショーツではお腹が冷えてしまうので、特に入浴後はおへそまで隠れるようなパンツを履くか腹巻をするよう勧めています。
これに加えて、ストールなどで首や肩も温めると代謝もよくなります。
また、体の冷えと関連して、朝食にパンを食べるのもNGなのだそうです。
楊さんによると小麦は体を冷やすため、おすすめできません。
特に朝は、一日の活動に備えて体温を上げる必要があるので、パンよりもご飯が良いのです。
またパンは米よりも腹持ちが悪く、バターなどを塗ることで高カロリーになりがちです。
その点からダイエットを意識している人にパンは勧められません。